NENOX-Xシリーズのご紹介

2024年で子の日のソリッド鋼、NENOXシリーズは30周年を迎えます。
この節目の年に子の日は、新たに「NENOX-Xシリーズ」を開発いたしました。

"切れ味の限界はどこにあるのか?"

"どこまで切れる包丁が作れるのか?"

子の日がこれからも終わりの無い課題に挑み続ける決意を表明するモデルとなります。
Xシリーズは従来では加工不可能であった、とても繊細な鋼材を長年の研究で培った独自の製法で製品化することに成功しました。

シリーズ名のXは"EXTREME"から由来しています。世界中のNENOXのファンの方、最高峰の性能を追求される方にお送りしたい製品です。
その切れ味はSシリーズに勝り、フルカスタム鋼材にも引けを取らない「切れ味特化型」です。

ここでは、「Sシリーズとの違い」とXシリーズの性能を引き出すための「研ぎ」について、さらに詳しくご説明いたします。


【Sシリーズとの違い】
それぞれの特徴をまとめると下記のような特徴が挙げられます。

<Xシリーズ>
切れ味特化、切れ味持続性、防錆性に優れます。ラフな扱いをすると刃が欠けやすく、丁寧に扱っていただく必要がある包丁です。

<Sシリーズ>
切れ味、切れ味持続性、防錆性、耐久性に優れ、どのようなシーンにもバランス良くお使いいただけます。

Xシリーズはラフに扱う包丁よりも「切れ味が欲しい」シーンでの活躍に特化した包丁です。
ただ単に数値的な切れ味を追いますと錆びやすかったり、折れやすかったり、研ぎにくかったり、包丁自体が扱いにくかったりとプロの道具としての包丁としてはデメリットが多数発生してしまいます。
Xシリーズが求める切れ味は、単に数値としての切れ味でなく、料理人が求める「自分の手の延長のように切りたいように切れる」「使い易い」「気を遣わない」「研ぎの回数が減る」という様な、料理をしやすくするためのサポート面が考慮されています。

Sシリーズは、トータルバランスを考慮した素晴らしい性能の包丁です。
Xシリーズと比べて、使い手を選ばず、ラフに扱うこともできるため、どのような料理シーンにも対応できます。


【研ぎについて】
一般的なステンレス鋼と同じ様な感覚で研いでいただくことが可能です。
包丁の切れ、硬さの割に研ぎ易い性能を追求しておりますが、それでも出来る限り研磨力の高い(削る力の強い)砥石を推奨させていただきます。

<参考情報>
どの砥石を使おうか迷われている方への参考情報です。
子の日では下記砥石を使用して製品への研ぎを行っております。

「荒削りが必要な場合」と「#2000以上の砥石直し(兼目立て)」に使用する砥石
*刃こぼれ、刃先が厚くなってしまった際の薄削り、形が崩れた際の修正など。
・シャプトン 刃の黒幕#1000
・ナニワ砥石 響#1000

「普段研ぎ」切れ味が落ちてきた際に使用する砥石
・シャプトン ロックスター#2000
・シャプトン 刃の黒幕#2000

「中仕上げ研ぎ(→仕上げ研ぎ)」
・シャプトン ロックスター#3000 (→ ロックスター#6000)
・シャプトン ロックスター#4000 (→ ロックスター#8000 or #10000)
・シャプトン 刃の黒幕#5000 (→ 刃の黒幕#8000)

*Xシリーズは特に、通常の包丁では効果が出づらい「#10000など高番手の砥石」でも明確に効果を発揮します。



Xシリーズは受注生産となっております。
ご注文に関するお問い合わせはNENOX-Xシリーズ専用ページより、
Xシリーズの製品に関するお問い合わせはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。